プロジェクターには、ホームシアター用とデータ用のものがあります。
大きく違うところは、ホームシアター用がデジタル放送の画面サイズ(比率)「16:9」を基準にしているのに対して、データ用のものはコンピュータの画面が基準になっており「4:3」の比率になっています。
データ用のプロジェクターでテレビや映画を見ると上下に映像が映らない部分が出来てしまいます。
画面比率が違うためにパネル上の全ての画素が使われ無いので、当然のことながら画質が落ちてしまいます。
同等の画素数であればホームシアター用のものがおすすめです。
データ用のプロジェクターは、広い会議室などでの使用も考慮して焦点距離が長い製品もあるので、購入の際は注意が必要です。
狭いお部屋で使用するのに、投写距離の長い製品を買ってしまうと、小さな画面しか映せません...予め投写距離を調べておきましょう。
投写距離を調べるには、メーカーのサイトが速いようです。
以前はカタログなどをダウンロードしなければ調べられなかったのですが、最近ではプロジェクターの設置シミュレーションなどが公開されているので、是非ご利用ください。
映画DVDなど主にご覧になる方は、市販されている通常のプロジェクターであれば、データ用でもホームシアター用でもほとんどの製品でフルスペックで見る事が出来ます。
しかし、ブルーレイやデジタル放送をご覧になる方は「ハイビジョンタイプ」や「フルハイビジョンタイプ」のホームシアター用プロジェクターがおすすめです。