1992年に初のドルビーデジタル導入映画となったのは『バットマン・リターンズ』です...
みなさんは、テレビとホームシアターの大きな違いをご存知ですか...??
プロジェクターの画面の大きさもさることながら、もっとも違うのは映画館で上映される際に使われている劇場用の音声データーが再現できることなんです。
サラウンドシステムで再生される劇場用の音声データ、は映画の音声を立体的な音場で再現できます。
ステレオの音声は「上下」「左右」の移動しか再現できません。しかし、サラウンドシステムを使って再生した場合は、これに「前後」の移動が加わります。
更にサラウンドシステムには重低音を再生するために、専用のサブウーファーといわれるスピーカーを使用します。映画にとって重低音は迫力や臨場感を再現するために欠かせないものです。
最近のデジタル液晶テレビには、このデータを再生できる機種もありますが、薄型になったためにスピーカーの再生能力が低いようです。
劇場用の音声は、「ドルビーデジタル」「DTS」「AAC」などのフォーマットで記録されます。
映画のDVDやブルーレイなどには、このデータが既に記録されています。しかし、サラウンドシステムが無いとこのデータを再生することが出来ません。
大画面では映画の迫力が再現できます。また、サラウンドシステムは映画の臨場感を再現します。つまり、映画館の環境により近い状態で映画をご覧になることが出来るんです。
あなたは、テレビで見る映画が映画館で観た時よりも感動も迫力も薄れているような気がしたことはありませんか...?? これは、一度観た映画だから感動が薄れた訳ではないんです。映画館で聞いた音はテレビではリアルに再生することが出来ないからなんです。
では、テレビで聞こえない音とは、どんな音なんでしょう...